電気工事の工具って、メーカーや値段によって本当に違うのか?
電気工事の仕事を始めたばかりの頃、自分は正直「工具なんて、どれも一緒でしょ?」くらいに思っていました(笑)
100円ショップにも工具は売っている。
ホームセンターにもある。
でも、実際に電気工事の工具を毎日のように使うようになると、
「いや、全然一緒じゃないわ(笑)」
と気付くことになります。
電気・電気通信の会社に就職したのに、いきなり出向(笑)
最初に就職したのは、電気工事と電気通信工事の両方をやっている会社でした。
ところが入社してすぐ、別の会社へ出向することに(笑)
そこでメインでやらせてもらったのが、NTTのVDSL方式の工事でした。
当時の作業では、それほど大量の工具を持ち歩いていた記憶はありません。
ニッパー。
ドライバー。
あとは作業に必要な専用工具。
このくらい。
中でもニッパーは必須でした。
最初のニッパーは何も考えずに買った
ニッパーが必要と言われたので買いました。
でも当時は工具の知識なんてほとんどありません。
だから、
「ニッパーなら何でもいいでしょ」
と、ごく普通の形をしたニッパーを購入。

普通に切れる。
特に困っているとも思わない。
だから何の疑問も持たずに使っていました。
ところが、仕事を教えてくれていた人の工具を見ると……
なんか俺のニッパーと違う。
小さい。
しかも形が変(笑)
「なんで、そんなニッパー使ってるんだ?」
最初はそんな感じでした。
先輩が使っていたのは小さな斜ニッパー
そのニッパーは、刃の付き方が自分のものとは違いました。
いわゆる斜ニッパーです。

【斜ニッパー(Fujiya)】⇒https://amzn.to/4caktNE
でも実際の作業を見ていると、その形にはちゃんと意味がありました。
当時扱っていたのは、光ドロップケーブルやインドアケーブルなど。
作業によっては、ケーブルのラインに沿うように刃を入れたい場面があります。
そこで斜ニッパーの形が使いやすい。
ここで初めて、
「同じニッパーでも用途によって全然違うんだ」
と知りました。
今考えれば当たり前なんですけどね(笑)
新人だった自分にとっては、これが工具の違いを意識し始めた最初だったと思います。
「数年後、通信工事から電気工事へ|工具が一気に大きくなった」
それから数年間、電気通信工事をメインに仕事をしていました。
そして通信工事の仕事が終わり、今度は電気工事へ戻ることになります。
そこで渡された工具を見て、またビックリ。
でかい。
そして、
重い(笑)
通信工事で小さな工具を使うことに慣れていたので、電気工事用に渡されたペンチやニッパーは全然違う工具に感じました。
当時の記憶では200mm前後のサイズだったと思いますが、とにかく最初は大きく感じました。
メーカーはFUJIYA(フジ矢)。
勤めていた会社がFUJIYA推しだったこともあり、周りの作業員もみんなFUJIYAを使っていました。
ちなみに、電気工事を始めてまだ1年も経っていなかった頃に第二種電気工事士を受験しました。当時の勉強方法はこちらの記事にまとめています。

電気工事の工具が大きいのにも理由があった
通信工事をしていた頃は、小さな工具で細かい作業をすることが多かった。
ところが電気工事では、扱う電線も作業内容も変わります。
当然、工具に求めるものも変わってくる。
ここでも、
工具は用途によって選ぶものなんだ
と改めて感じました。
ただ大きければいいわけでもない。
小さければ使いやすいわけでもない。
自分が何をするために使うのか。
ここが大事なんですよね。
これから第二種電気工事士を受験する人は、技能試験で実際に工具を使うことになります。自分が一発合格した時の練習方法はこちらの記事にまとめています。
「電気工事の工具はメーカーで違う?いろいろ使ってみた」
最初は会社の影響でFUJIYAを使い始めましたが、その後は違うブランドの工具を使ったこともあります。
国内メーカーもあれば海外メーカーもあります。
実際に使ってみると、それぞれ違う。
握った感じ。
力の入れやすさ。
重さ。
切る時の感覚。
毎日のように使っていると、ちょっとした違いが気になってきます。
そして何種類か使った結果……
自分は結局FUJIYAに戻りました(笑)
自分の手や力の入れ方には、トータルでFUJIYAが合っていたんだと思います。
でも工具って、実際に使わないと分からない
これが工具選びの難しいところです。
ネットの商品ページを見ても、
「切れ味抜群!」
「握りやすい!」
「プロ仕様!」
いろいろ書いてあります。
でも、
自分にとって握りやすいかは、実際に使ってみないと分からない。
手の大きさも違う。
握力も違う。
使い方も違う。
仕事の内容だって違います。
しかもペンチやニッパーなんて、本来そんなに頻繁に買い替える工具でもないと思います。
……本来は(笑)
自分は何度かショートさせて買い替えました😭
お恥ずかしい話ですが……
自分はペンチもニッパーも、
ショートさせて溶かしたことがあります😭
しかも一度ではありません(笑)
バチッ!!簡単に書いてますが結構な光とともにペンチ飛びます
……
「あ……。」
刃を見る。
溶けてる。
終了😭
そんな感じで、買い替えることが何度かありました。
決しておすすめする買い替え方法ではありません(笑)
電気工事では当然、停電・検電など必要な安全確認を行ったうえで作業するのが基本です。
今となっては笑い話ですが、工具を見ると思い出す失敗の一つです。
今の電気工事の工具ならFUJIYA KUROKINもカッコいい
現在、自分は現場作業から離れたため、使っていた工具は人に譲りました。
でも最近FUJIYAを見ると、
KUROKINシリーズ
があるんですよね。
真っ黒。
これがまたカッコいい(笑)
弊社にも工具をKUROKINシリーズで揃えているメンバーが数名います。
昔、自分が使い始めた頃のFUJIYAとは、見た目の印象もかなり変わりました。

ここは完全に好みもありますが、毎日持ち歩く仕事道具だから、
「これを使いたい」
と思える見た目も結構大事だと思います。
興味のある方、アマゾンのリンクつけといたのでご覧ください!
FUJIYA KUROKIN ペンチ⇒https://amzn.to/4xSwG1F
FUJIYA KUROKIN ニッパー⇒https://amzn.to/4zyWrWn
高い工具を買えば正解という話ではない
ここは勘違いしてほしくないところです。
この記事は、
「FUJIYAを買えば間違いない!」
という話ではありません。
自分の場合は何種類か使ってみて、握り具合や力の入れやすさなどをトータルで考えた結果、FUJIYAに戻っただけです。
例えばDIYで年に数回しか使わない人と、仕事で毎日使う職人では求めるものも違うでしょう。
通信工事と電気工事でも違いました。
だから、
100円ショップの工具だからダメ。
高い工具だから絶対いい。
海外メーカーだからダメ。
国内メーカーなら絶対いい。
そんな単純な話ではないと思っています。
結局、一番いい工具は「自分に合う工具」
就職したばかりの自分は、
「工具なんて何でも一緒」
と思っていました。
普通のニッパーを何も考えずに買う。
↓
通信工事を覚えて、斜ニッパーの使いやすさを知る。
↓
数年後、電気工事へ戻って大きなFUJIYAの工具を使う。
↓
他メーカーの工具も使ってみる。
↓
結局、自分にはFUJIYAが使いやすくて戻ってくる。
振り返ってみると、工具に対する考え方も仕事と一緒に変わってきました。
そして最終的に思うのは、
一番いい工具は、自分の仕事と自分の手に合っている工具。
これです。
ブランドだけで決める必要はない。
値段だけで決める必要もない。
実際に握って、使って、
「これ使いやすいな」
と思えるものを見つける。
仕事で毎日のように使う工具なら、なおさらです。
これから工具を揃える人も、いろいろ試しながら自分に合う一本を探してみてください。
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