FXトレード入門。初心者がまず押さえるべき3つの指標と、自分の失敗談

FXを始めるとき、多くの人がまずドル円からスタートします。

自分もそうでした。

値動きが比較的読みやすく、情報も豊富だからです。ただ、慣れてくると値動きの大きい銘柄(ゴールドなど)にも目移りしていく人が少なくありません。

この記事では、実際に長くFXを続けている立場から、初心者がまず押さえておくべき考え方と指標、そして自分がやらかした失敗談を正直に共有します。

本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

目次

FXはなぜ初心者に人気で、同時に危険なのか

ドル円のような主要通貨ペアは、値動きの幅が比較的穏やかで、初心者が最初に練習する銘柄として向いています。ただ、レバレッジをかけられる以上、小さな値動きでも損益は大きく増幅されます。

初心者がやりがちな失敗は、根拠のないまま「上がりそうだから」「下がりそうだから」という感覚だけでポジションを持ってしまうことです。値動きの大きさに関わらず、根拠を積み重ねたエントリーが欠かせません。

押さえておきたい3つの指標

実際のトレードで使う指標を、初心者にも分かりやすい範囲で紹介します。

① RCI(順位相関指数)

相場の「行き過ぎ」を判断するための指標です。一定期間の値動きの中で、今の価格がどのくらい高い(または低い)位置にあるかを、統計的な相関関係で示してくれます。

  • RCIが高い水準にある:買われすぎのサイン、反落に注意
  • RCIが低い水準にある:売られすぎのサイン、反発に注意

短期・中期・長期の複数のRCIを組み合わせて見ることで、単発のダマシに引っかかりにくくなります。

② MACD(移動平均収束拡散法)

トレンドの方向性と勢いを見るための指標です。2本の移動平均線の差(MACDライン)と、その平均線(シグナルライン)のクロスでエントリー・決済のタイミングを計ります。

  • MACDラインがシグナルラインを上抜け:上昇の勢いが強まるサイン
  • MACDラインがシグナルラインを下抜け:下降の勢いが強まるサイン

RCIが「行き過ぎ」を見る指標なのに対し、MACDは「勢いの方向」を見る指標という役割分担です。この2つを組み合わせることで、判断の精度が上がります。

③ ピボットポイント

前日(または前の期間)の値動きから、今日の節目になりそうな価格帯を計算する指標です。

  • サポートライン(下値の節目)、レジスタンスライン(上値の節目)を事前に把握しておける
  • 「この価格帯まで来たら反発しやすい/反落しやすい」という目安を、感覚ではなく数値で持てる

初心者ほど「今どのあたりが節目なのか」が分からないまま闇雲にエントリーしがちですが、ピボットを見ておくだけで判断の軸ができます。

※こちらも個人の合うインジケーターを入れればいいのかなと思います。自分は参考にしている方がいてアレンジしてインジケーターを入れています。

初心者が徹底すべき3つのルール

指標の使い方以上に大事なのが、次のようなルールを徹底することです。

  1. 窓開け・急騰時に飛び乗らない:高値掴みの典型パターンです。値が飛んだ直後に追いかけるのは避け、押し目(一旦の値下がり)を確認してからエントリーする
  2. 1日の損失上限をあらかじめ決めておく:感情的な取り返し行動(いわゆる”熱くなる”状態)を防ぐために、損失が一定額に達したらその日は取引をやめるというルールを事前に決めておく
  3. エントリー根拠を毎回言語化する:「なんとなく」でポジションを持たない。RCI・MACD・ピボットのどれを根拠にしたか、自分の中で説明できる状態でエントリーする

実体験:自分がやらかした失敗談

偉そうにルールを並べましたが、自分自身、最初からできていたわけではありません。9年前、知人に紹介されてFXを始めた頃の話を、正直に共有します。

最初は「これは楽勝だ」と思っていた

「ちゃんと勉強すれば稼げる」と言われて始めたFXでしたが、最初はドル円からのスタートでした。最初のうちは面白いように証拠金が増えていきました。100万円の証拠金が、月に30万円増える。この調子なら余裕だと、当時は本気で思っていました。

紹介されるままに登録したのは、国内FX会社のヒロセ通商「LION FX」でした。国内口座は、強制ロスカットされても口座残高がマイナスにならない仕組みになっていて、レバレッジも国内最大水準に規制されているため、無理な取引ができないようになっています。とはいえ、強制ロスカットが続けば、当然証拠金はどんどん減っていきます。

負けを取り返そうとして、海外口座に手を出した

国内口座で負けが込んできた頃、「知らなくてよかったのに知ってしまった」のが海外口座です。レバレッジは500倍、国内の10倍以上。そして海外口座を知ったタイミングで、値動きの激しいゴールド(XAUUSD、通称ゴールドドル)に手を出すようになりました。海外口座特有の「ゼロカット」(資金がゼロになった時点で強制ロスカットされ、追証(追加証拠金の請求)が発生しない仕組み)も、当時は魅力的に感じていました。

100万円を入金し、1日25,000円を稼ぐまでポチポチとエントリーを繰り返す日々。値動きが激しいぶん、稼げているという錯覚に陥りやすい環境でした。

証拠金150万円、そして一晩ですべてを失った

口座残高がどんどん増えていく面白さと怖さを味わいながら、証拠金は150万円ほどまで増えました。ここで調子に乗ってLot数を上げたのが、最後の分岐点でした。

ロングポジションを持っていたにもかかわらず、ロスカット(LS)を設定していない状態で、相場が急降下。おそらく経済指標の発表タイミングだったと思います。一気に含み損マイナス50万円。ビビって自分で損切りしましたが、それを取り返そうとまたエントリーし、そのままゼロカット。1ヶ月かけて増やしたお金を、一晩で溶かしました。いわゆる「コツコツドカン」を、自分でやらかしたわけです。

しばらくは放心状態で、PCの画面を見ることすら嫌になり、しばらくトレードから離れていました。

この経験から決めたルール

休んでいる間に、自分の中で整理したのが以下のルールです。

やってはいけないこと

  • ハイレバレッジ
  • ロスカット(LS)未設定でのポジション保有
  • 大金を一度に入れること

必ずやること

  • デモトレードをしっかりやる(できればかなり過去の相場まで遡って練習する)
  • 証拠金に対して適正なLotで取引する
  • ロスカットを必ず設定する
  • 自分に合うトレード手法を探し続ける(今のやり方が絶対に正しいとは自分でも思っていません)
  • 一旦、国内口座に戻る(当時はヒロセ通商に戻りました。今は海外口座も一部利用していますが、当時のヒロセ通商にはCFD取引はありませんでした。現在はヒロセ通商でもCFD取引に対応しています)
  • 適当な状態でのエントリーはしない(お酒を飲んだ時などは絶対にやらない)
  • エントリー根拠を3つ以上そろえてからポジションを持つ

結局、生き残るかどうかは損切りができるかどうか

いろいろな失敗を経て思うのは、損切りができない人は長く続けられていないのではないか、ということです。損失を確定させるのが怖くて先延ばしにした結果、傷が広がって退場していく人を自分も含めて何人も見てきました。逆に言えば、損切りさえ徹底できれば、致命傷を避けながら次のチャンスに向かえます。

「情報を買えば勝てる」わけでもない

過去にはX(旧Twitter)で見かけた「教えます」という発信者から情報を購入したこともあります。しかし実際には「まずダウ理論を覚えてください」とだけ言われ、それ以降は連絡が取れなくなりました。SNS上の高額情報商材には、こうした事例も少なくないと実感しています。

こうした失敗を重ねたあと、自分が最終的に信頼できると感じた考え方に忠実に取り組むようになってからは、年間トータルで安定して勝てるようになりました。誰にでも当てはまる万能の手法があるわけではないので、いろいろな考え方に触れながら、自分に合う手法を見つけて検証していくプロセスこそが、遠回りに見えて一番の近道だと感じています。

まとめ

  • FXはドル円のような値動きの穏やかな銘柄から始めるのが基本、値動きの大きい銘柄はリスクも比例して大きくなる
  • RCI(行き過ぎ判断)、MACD(勢いの方向)、ピボット(節目の把握)を組み合わせて根拠を作る
  • 感覚ではなくルールでトレードする。損失上限・エントリー根拠の言語化を徹底する
  • 情報を買えば勝てるわけではない。自分の中に再現性のある根拠を持つことが結局は一番の近道

これからFXを始めてみたい方、あるいは自分のように一度海外口座で痛い目にあって国内口座に戻りたい方は、まず取引環境を整えるところからのスタートになります。

自分が実際に使ってきたのは、最初に紹介してもらったヒロセ通商の「LION FX」です。強制ロスカットされても口座残高がマイナスにならず、レバレッジも国内規制の範囲に収まっているため、上で紹介したような「一晩で全部溶かす」という事態が起きにくい設計になっています。特にこれから始める方、一度失敗して出直したい方には、こうした国内口座からのスタート(または出直し)をおすすめします。

口座はいろいろな種類があるので、スプレッドやツールの使いやすさなど、自分に合いそうなところを比較して選んでみてください。


本記事は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

実務ラボ|電気工事の現場人のアバター 実務ラボ|電気工事の現場人 電気・電気通信工事の現場経験者/会社経営

18歳から建設業界で現場を経験。大工を経て、23歳から電気通信・電気工事の世界へ。NTT関連の集合住宅工事、光回線の引込工事、CATV、テナント電気工事、全国規模のLED切替工事など、さまざまな現場に携わってきました。30歳で独立し、現在は電気・電気通信工事に関わる会社を経営しています。実務ラボでは、現場で実際に経験してきたことをもとに、電気工事・電気通信工事・工具・資格・独立・会社経営について発信しています。

コメント

コメントする

目次